微妙な空模様の本日。
アパートの斜め向かいにあるUバーン駅から地下鉄に乗って、ちょっとお出かけをしてみました。
ちなみに、オイラが滞在しているのはミッテ地区と呼ばれるところ。普通のアパートの一室なので、まったくツーリストが周辺におりません(笑)。そしてここはかつて東ベルリンと呼ばれていたエリアにあります。
さて、地下鉄に話を戻して・・・・・コインしか使えない券売機。なにやらゾーン制らしく、Aゾーン、Bゾーン、Cゾーンなど、行き先の距離で値段が変わるらしいです。
ゾーンの範囲がまったくもって不明なので、一番安いのを購入(笑)。
メニューにちゃんと英語があるので助かる☆
最寄の駅から2つ目の、アレキサンダープラッツ駅で下車。
本当はここでSバーンに乗り換えて中央駅へ行こうと思ったのですが (次の列車の切符を買いに)、気が変わって歩くことにしました♪
駅を出ると、でかでかと塔が。テレビ塔~。
テレビ塔の下には、沢山の人がおりましたよ。きっと上まで登るのよね~。
曇りで時おり雨が降るベルリン。でも日が出ると暖かいので、温度調整できる格好がいいですわねー。まぁ、季節の変わり目と言うことで、人々の装いもさまざま。
地図も見ずに雰囲気で西へ・・・・
Hackescher Markt に着いた~
駅前はとても可愛らしい感じです。
小さな出店みたいなのがイッパイ
果物やお野菜もー
なんと、無印~♪
こんなところで見かけるとは!!
日本の品物をそのまんま売ってるんだね。値札とかもそのまんま。
税込み95円の折り紙が、6.5ユーロ・・・・
ただの正方形の色紙なのに・・・・。
ここからさらに西へ歩くと、川が流れております。
そしてちょうどこの川の中州になっているところが、博物館の島と呼ばれているところでいくつか博物館があるのでございますよ。
博物館の前の歩道は、なにやら回廊みたいになっていてステキでした。
ちょうど晴れ間が覗いたときで! 暖かくって美味しくって気持ちよかった♪
ビールのあとは、再びおさんぽ。
このウンター・デン・リンデン(unter den Linden)は、ドイツ語で「菩提樹の木の下」という意味なんですって。ここはかつてベルリンの中心地であり、東ベルリンの顔だったのだそうです。
とても立派な建物が並んでいました。
何台ものベンツを展示しているカフェとかもあって、面白かったです(笑)。
その中の1台・・・
よくわからんが、高いのでしょう。
ブランデンブルグ門。
これは1788年から91年に、プロイセン国王の凱旋門として建てられたものだそうです。アテネの神殿を見本にしてるんですって。
門の上には、勝利の女神の像があるんですけど、プロイセンを打ち破ったナポレオンがフランスに持ち帰っちゃったんですってよ。すごいw でも戻ってきて、今はこうしてドイツの象徴としてあるのだそうです。ヨカッタ。
そしてこの門をくぐり、ウンター・デン・リンデン通りを背にして、右側(北)へ行くと中央駅。左側(南)へ行くと、ポツダム広場。
まずは、中央駅へそのまま行くことにしてみました。
ドイツ国旗もはためいて、重厚な雰囲気が漂います。
どうやらここは、一般公開されているらしくって、恐ろしいほどの列が続いておりました。
切符を券売機でドキドキしながら購入し(笑)、トイレによってみたら・・・
WC センターって!! 80セントで入れますw
そしてテクテク歩いてブランデンブルグ門へ戻ってきたら、ちょうどセグウェイツアーが始まるところでした。
ヨーロッパの都市では、セグウェイツアーって結構見かけます。面白いw
そして門を通り過ぎてそのまま南下。
途中には、大戦で亡くなったユダヤ人の慰霊モニュメントがありました。
中央に行くにしたがって、背が高くなるブロックが整然と並ぶモニュメント。
スゴイビルだらけ~。
なにげなーく歩いてきましたが、歩いてきた道はかつてベルリンの壁があったところ。
私、知らなかったのですが、これって東西ドイツの境目にある壁ではなかったんですね。
てっきりそうだと思っていました。
東西ドイツ分断とは別に、ベルリンも東西に分断されてしまったのだそう。そしてベルリン自体、まるごと東ドイツにあったのだそうです。東ドイツの首都はベルリン。西ドイツの首都はボン。
当時東西の格差が広がる一方で、ベルリンを経由してどんどん東から西へ人々が流れていってしまったのだそう。それを防ぐために、東西ベルリンの間に壁を作ったのです。これで東側の人材が安定し、社会主義国にも関わらず、経済発展をしていったのですって。一時期は東欧の日本と呼ばれたのだそうですよ。
一方壁で分けられてしまった西ベルリンは、そもそも西ドイツからは離れているため、西側にも入れず、四方をぐるりと東ドイツに囲まれた孤立した都市だったのだとか。
世界には私の知らない歴史が山ほどあります・・・・・・。
ちなみに、ベルリンの壁は二重だったのだそうです。間は数十メートル開いており、壁を越えた人がいたらすぐわかるようになっていたのですって。
そしてこれが、今一部残っている壁。展示されています。
この壁が壊されたのが1989年。
本当につい最近ですよね。私もおぼろげながらニュースで見たのが記憶にあります。
壁で街が隔たれているなんて、ちょっと信じられないというのが正直なところ。それがつい20年ちょっと前まであっただなんて。
もちろん世界中には、今もなおこうした壁などによって分断されてしまっているところがありますが・・・・。イスラエルのベツレヘムにあった、ベルリンの壁より高い壁もそのうちの1つです。
そうこうしているうちに、雨が降ってきたかと思ったら、どしゃぶり~
歩きつかれたこともあって、最寄の地下鉄駅から地下鉄に乗ってアパートまで戻ってきました。ふひー。つかれち。