バックパックを開くと、一番最初に出てくるものが缶詰になったあたり、旅人らしくなったなぁ自分と思う今日この頃。
皆さま、いかがお過ごしかしら?
オイラは、事前に購入しておいたマケドニアへのバスチケットを握り締めて、午前9時半に宿を出発してみました。バスは10時半。
9時55分ごろにバスターミナルの10番プラットフォーム(そう言われたの)へたどり着いてみると、そこにはすでにバスが。でも10時発ってかいてあったから、「あら1本前のバスね」なんて思ってたら、おじさんがわらわら集まりだして、どこに行くの?って聞いてきました(推測w)。
「スコピエ、スコピエ」と行き先だけを連呼していたら、どうやらそのバスがスコピエ行き。そして10時半のバスなんて、ないらしい。
ぬわんと!! 昨日のチケットオフィスでのやり取りはなんだったんだ!!
複数いたおじさんのうち、1人が私のチケットを奪い取って、どこかへ走っていきました。
不安がる私をよそに、もう1人のおじさんがバックパックをバスの荷物入れに入れてくれ、
「ok ok ノープロブレム。アイ アム ドライバー」
と微笑んでくれたので、バスの一番前の席に座って待つことに。
すると、チケットを奪い取っていった人が、新しく書き換わったチケットを私にくれ、5分遅れでバス発車。
えーん、みんないい人です。
でも、バスのドアは開けっ放しですけどw
(さすがに途中で閉めたけどね)
ちなみに、コソボのプリシュティナからマケドニアのスコピエまでは、片道6ユーロです。
80キロくらいかな、距離は。
出発して1時間ちょいで、コソボ出国。
パスポート回収されたのに、ハンコなし。押してくれよー。記念に・・・・。
そしてすぐにマケドニア入国。
パスポート回収されて、無事ハンコゲット。
この旅17カ国目! そして今までの旅30カ国目!
そしてこれで終わりかと思いきや、バスがなにやらターミナルのようなところに入っていき、全員一度下ろされました。荷物も全部。
何が起こるのかさっぱりわからずに、他の乗客と一緒に待っていたら、なんと荷物検査。バスも別の場所で中を全てチェックされてました。
オイラの他に2人バックパッカーがいたんですけど、全てのバックパックのメッシュになっている部分(体にフィットさせるために、ちょっと膨らんでメッシュになっているところ。腰とか背中にあたる部分ね)をかなり入念にチェックする警察。しまいにゃ、アイスピックみたいなものを取り出し、メッシュのところに刺し込み、針の先に何か付着しないかを確認してました。
はじめてみたよ、こんなチェック・・・・・
っつーか、人のバックパックに何刺しとんじゃ!
今まで何度もバスで国境越えしてきましたけど、初体験。
びつくりしましたよ。。。
おかげで、マケドニアに入国した時にはすでに12時。
そしてスコピエ到着12時半。
ま、予想通りな感じだったのでよかったデスが・・・。
と言うことで、スコピエのバスターミナルから宿までタクシーで移動しました。
コソボもそうなんですけど、トラムとか市内交通が発達していない町って、結局徒歩かタクシーしか移動手段がなくって大変です。ローカルバスは難しすぎる!!! (トラムとか交通が発達しているトコロのバスは、乗りやすいのに・・・)
チェックイン後、スコピエ市内を歩いてみましたよ。
なんか、ヨーロッパを抜けちゃったなぁって感じがヒシヒシと伝わってきます。「タクシー乗らない?」「どっからきたの?」「ニーハオ!」と声かけてくる辺り、中東っていうか・・・そんなニオイ。
意外にね、近代的な建物とか多いんですよ、ここスコピエ。
というのも、丹下健三さんという有名な建築家・都市計画家がこの街の設計に携わっているからなんです。1960年代にあった大地震の後、丹下さんを中心に街の復興が行われたんですって。
なので、駅や劇場など、色々な建物が丹下さんによる設計のものだそうです。
ちなみにこの丹下さん、黒川紀章さんのお師匠さんでした。
旧市街は、石畳の道が続きカフェやお土産屋さんが軒を連ねています。
なんか閑散としてますけどね・・・・
ここから、少し歩行者天国みたいな道が続くのですが・・・・
変な銅像が、点々と置かれています。
ま、こんなのは置いといて。
このホコテンの脇にひっそりとたたずむのが・・・・
そう、マザー・テレサ!
私、知らなかったんですよ、マザー・テレサがスコピエ出身だっただなんて。
勝手に、「マザー・テレサ」= 「カルカッタ」 = 「インドの方・・・」みたいなね、図式がね・・・。インド人じゃないってことは分かっていたけども、なんかインドと切り離せないから、インドの近くの~みたいな感じがありまして。
彼女がね、来日した際にこんなことを言っていたのだそうですよ。
「日本人はインドのことよりも、日本の中で貧しい人々への配慮を優先して考えるべきです。愛はまず手近なところからはじまります」
これを読んだときに、素直にあーそうだなぁって。
なんか、海外でボランティアとかって単純に響きがカッコイイじゃないですか。青年海外協力隊とか。私もすごく興味があって。
でもさ、年間3万人が自ら命を絶ってしまうような今の日本こそ、何か助けと言うかアクションが必要なんだよなぁーって。改めて思いました。自国をほったらかしにして、海外もへったくれもないよね。
ってことで、マケドニアでも再び考えさせられたのでした・・・・。
あー、なんかブログ的には面白くない内容だよね、最近(笑)。
あ、もちろんマケドニアでも地元のビール飲んでますよ☆
うましっ。