今日は、「快晴!」というほどじゃないけれど、
パリに来てから、一番イイお天気でした。ってことで、朝からお散歩。
コートを着て外出しましたが、途中で脱ぐほどのぽかぽか陽気でした。気持ちよかった~。
ペール・ラシェーズ墓地。
墓地好きでして・・・
この墓地は、パリで一番大きな墓地。
そして、世界でもっとも有名な墓地の1つ。
著名人が沢山ここに眠っているのです。
パリ最大の墓地ということで、地図がなければ到底目指すお墓にもたどり着くことができません。
ホントに大きいの・・・
入り口に墓地マップが立てかけてあるのですが、そんなの覚えられるわけナッシング。
ということで、地図を2ユーロで購入いたしました。
皆さんこの地図を片手にウロウロしておりましたですよ。
海外のお墓は特にそうですが、暗い雰囲気はまったくなくって、お散歩コースにぴったり。
栗が沢山おちてました☆
昔よく栗食べたなぁーーーー・・・・
でも今は沢山食べることができません。アレルギーがあって、口の中がかゆくなっちゃうの(涙)。
ビゼーです。
お墓の周りには誰もいない・・・・・。買った地図には、著名人の名前が太文字で記載されてたんですけど、ビゼーは太文字にあらず。
有名人なのに・・・・
カルメンやアルルの女は、本当にいい曲ですよね。カッコイイの!!
体が動いちゃう感じがスゴイ。
こちらは、バルザック。
ものすごい「ドラクエ」が出てきちゃうんですけど、こっちのバルザックは作家さん。
(当たり前だw)
残念ながら彼の作品はまったく知りません。
こちらは、ドラクロワ。
セーヌ川沿いに、やたらめったら豪華なパリ市庁舎があるんですけども、ドラクロワが手がけたものだったらしいです。でも無駄に豪華な気がしなくもないですけど・・・・(ヲイ)。
あっちこっちにベンチがあるので、サンドイッチとか食べている人もちらほらいました。
天気のイイ日は、それもいいかもー!
墓地の一角には、なにかセレモニー的なことをするような建物があります。
そしてその建物を取り囲むように、なんていうのでしょう、日本で言う所の骨壷だけが収まるようなサイズのお墓がずらりと並んでいます。
その中の1つに、イサドラ・ダンカンが眠っています。
彼女はダンサー。
でも、私が知っているのはやっぱり「ガラスの仮面」情報・・(涙)。
すみまそん。
そしてこちらの1つにあるのが、マリア・カラス。
マリア・カラスと言えば、その歌声もさることながら、やっぱりオナシスの愛人だったことが有名です。ジャクリーン (ケネディ元大統領の奥さん) と結婚したあとも、その関係は続いていたんですよね。
wikipediaによると、この墓地にいったん埋葬された後、生前の希望によりエーゲ海に散骨されたのですって。ということは、ここには何も無いのかもしれません・・・・。
再び外に戻り、次のお墓を目指します。
ってか、遠くからでもその人だかりでありかが分かってしまうのがスゴイ・・・
ここに眠っているのが、オスカー・ワイルド。
相当に奇妙なお墓です。
てか、ぶっちゃけ気持ち悪いし・・・(すみません)。
オスカーさんの作品と言えば、サロメ。でも、私にとっては「幸福な王子」なんですよね。
たぶん皆さんも、子供の頃に読んだのではないでしょうか・・・・
幸福な王子のストーリーは、wikipedia でご確認ください。
なんでか分からないんですけど、子供心にこの話がキライだったんですよね(笑)。
なんでかな。最初は金色だった王子様が、どんどんハゲてっちゃうのも嫌だったし(笑)。ツバメも冬を越せずに死んじゃったし。。。
そんなお話を書いたオスカー。
彼は男性が好きだったのですが、それもあって晩年は世間から見捨てられ、寂しい最期だったようです。
でも、そんなオスカーの墓は・・・・・
(アナタは、私がアイルランド人であることを誇りに思える、数少ない理由の1つです)
アムール・・・・
てか、女性からのキスマークを果たしてオスカーが喜んでいるのか・・・・・
そしてこんなに人気だったことに驚きです。
なんかオスカーさんのお墓は疲れました・・・(笑)。
そしてオスカー・ワイルドのお墓から少しはなれたところに、静かに眠っているのが・・・
ばら色の人生や愛の賛歌。
フランスでは、今でも彼女の歌が売れ続けているのだそうデス。
そして、この墓地に来て初めて存在を知ったのですが、日本人も埋葬されているのです。
歴史上、初めてパリで亡くなった日本人とされているそうで、日本式のお墓。
佐賀出身の、野中元右衛門さんという方。
1867年のパリ万博に出展する佐賀藩の派遣団の一員だったそうなのですが、不幸にしてパリ到着のその日に亡くなってしまったのだそうです。
そしてそして!!!!
ついにお参りすることができましたっ! いとしのショパンさま・・・・
今もなお沢山の人に愛されているショパン。
数々のお花がそれを物語っています。
パリで亡くなったためパリに埋葬されましたが、ここに彼の心臓はありません。
彼の心臓は、故郷ポーランドのワルシャワに眠っています。ワルシャワでは、何度も見に行ってしまいました・・・・・。(その時の記事はこちら)
そしてここで、ショパンとともにしばしの休憩・・・・・・
頭の中をいろんな曲がめぐりました。
お墓って、来たからなんだってわけじゃないのだけど、何かのきっかけとかにもなったりするんですよね。例えば、バルザックの作品は知らないのですけど、読んでみようかなぁって思ったり、今この年齢で幸福の王子をもう一度読んだら、どんな感想を持つのかなぁって想像してみたり。
あと、日ごろ食べすぎなので、ちょうどいい運動になります(笑)。
そして最後に訪れたのが、ロッシーニのお墓。
・・・って、いやいやいやいや。
ロッシーニのお墓は、イタリアで行ったがな!
フィレンツェのサンタ・クローチェ聖堂にあったがな・・・
(その時の記事はこちら)
一体どういうことでしょう? wikiからのリンクを確認する限り、このロッシーニはあのロッシーニ(ややこしいw)。でも、ロッシーニのwiki情報では、イタリアに眠ってることになってます。
うーん・・・・
誰か知っている人いたら、教えてください・・・・
以上で墓地めぐりは終了なのですが、世界各国のお墓の写真がパネルで飾られいたので見てきました。
日本のお墓って、どうしてもちょっと怖いイメージがあります。あと、マムシとか出そう・・・・・(涙)。
もちろんキレイな霊園も沢山ありますけどもね。。
ってことで、どうやら2時間以上この墓地にいたようです・・・。
疲れました(笑)。
このあとは、地下鉄に乗ってオペラまで移動し、ランチを食べてカフェで読書~。
さて、明日はお宿引越しデス♪