世界一周: オーストリア

のだめな1日。

前職の先輩かつ、クラシック仲間 (勝手に仲間に・・・w) な方から、モーツァルトのピアノコンチェルト20番をおススメいただいたので、モーツァルトな午前中を過ごした後・・・

向かったのは、
ベートーヴェンが住んでいたお家(笑)。
もうモーツァルトめぐりは終わってしまいましたw

普通のアパートで、「本当にココ?」みたいな・・・
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ミュージアムとして公開されているはずなのだけど、しまっているドア・・・
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ドアには、確かにミュージアムのプレートが張られているので、間違いない・・・はず・・
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意を決してドアを開けると、そこには・・・
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いきなりベートーヴェンが住んでいたお部屋が!!
いきなりすぎでつ。

入場料2ユーロを支払い、早速見学。
ここは彼が8年間住んでいたお家なのだそうです。
とてもこじんまりとしたお家。
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でもね、ここでなんと交響曲5番、7番そして8番が作曲さたのですよ!!
5番は誰もが知っている「運命」。ジャジャジャジャーーーンです。
そして7番は、のだめ(ドラマ)のオープニングのあの曲です。華やかで大好きなシンフォニー☆

ここでだよーー!!
すごいね。
でもね、誰もいないの・・・・・泣
オイラ1人だけw

おかげで満喫できましたけどね。
ベートーヴェンが見ていたかも知れない景色。
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直筆のスコア
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オイラ、確か4歳くらいからピアノをやっていたのですが (中学卒業くらいまで)、小学校2年生の時のピアノの発表会に出た時に、先生から「不屈の人ベートーヴェン」っていう本をもらったのですよ。

その当時のオイラにとっては、ものすごく難しい本だったので、「不屈の人」って意味がさっぱり分からなかったのですが、彼はやっぱり不屈の人なんだなーって今は思います。耳が聞こえなくなっても、その性格のせいで人と衝突しても、決して意思を曲げることなく、苦難に立ち向かっていったベートーヴェン。

恵まれた生活を送れた音楽家の方が少ないと思いますが、さまざまな困難を乗り超え、今もなお私たちを感動させる音楽を残したベートーヴェンは、尊敬する作曲家の1人です。

彼のマスク。デスマスクなのかね。
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ほんの少しの時間ではありましたが、ベートーヴェンが過ごした部屋にいれて幸せなひと時でした☆

彼の住居をあとにして、市街地へ・・・・
ホテルザッハーに入っている、有名なモーツァルトカフェ。
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でも!
でも~!!
ザッハーホテルと言えば・・・・

ザッハーカフェでしょぅ♪
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という事で、カフェに入り・・・

本物のザッハトルテを頂きましたよ☆
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美味しかったです!
濃厚なチョコレートに、ほのかな酸味があって。濃いのですが、添えられている生クリームがとっても軽くて、とても相性がいいんです。
これにエスプレッソを合わせて、優雅なひと時を過ごしました。
ザッハトルテが飛ぶように出ていましたよ (笑)。4.9ユーロと驚く値段でもなかったです♪

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ザッハトルテを堪能した後は、とりあえずチケットをもらいに楽友協会へ向かいました。

そうなんですー、今日なんですー。コンサト☆
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私、のだめの映画を見ていないので知らなかったのですが、ここで撮影したんですってねぇーーー。樹理ちゃんが、この建物の前にいる写真を見て驚きました。
ロケ現場だったのかーってw

そして無事チケットゲット☆
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19時半開始で、会場に入れるのは19時から。
ちょっと時間があったので、近所のスーパーをプラプラしていたら・・・・

おーーーーー。コレは~!
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あの 「Shinode」 ではあーりませんか!!
本当にあるものだったんだ(笑)。またまたのだめネタで恐縮ですが、のだめに出てくるんですよねぇ。のだめが、「Shinode (日の出).....ぷぷぷ」って笑いながら、おコメを炊いて、確かヒジキを水で戻してたシーン。ヒジキを大量に戻しすぎて「ぎゃぼん」ってなってましたけど。

思わずスーパーで写真撮っちゃいましたww

そして楽しい音楽の時間デスよ。
コンサートはかなり久々なんです。高校生のころは札幌に住んでいて、バーンスタインが創設したPMF(パシフィック・ミュージック・フェスティバル)があったので、素晴らしいオケを簡単に聞けたんですよ~! PMFはよかったなぁ・・・。ウィーンフィル、ベルリンフィルやフィラデルフィア、そして学生さんたちの演奏とかを毎年聞けるんですよ☆

しかも学生席だと、1000円とかで!!

ブレイクアウトセッションもあって、当時はバイオリンが好きだったので、ウィーンフィルのコンマスのセッションに参加したことがあるんですよ。そうしたら、その数ヵ月後にそのコンマス、登山途中に転落して亡くなってしまったのです・・・。ニュースで見た時は、そら驚きました。

という訳で、テンション上がりまくりのオイラ☆
演奏開始前の音だし、大好き~
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もう、まさにCMで見たのだめの映画のワンシーンの様です。
こんなにオケに近いのって、初めて・・・・
私の席は、前から6列目。こんなに近くていいのか・・って。
日本のちょっと大きなホールだと、ステージも高い位置にあるし、遠くて暗いんですよね。

なのに、ここは凄く近いーーーー。
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ピアノがあるので、ベートーヴェンのコンチェルとから開始。
貫禄のコンマス (ヴァイオリンが小さく見えますw)
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そして、コンマスがAの音をピアノで出し、最後のチューニング。

らーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。

好きな瞬間w
ピアニストとマエストロがステージに現れ、一気に開始です。

鳥肌~
そしてやっぱり泣きそうw
↑涙もろい

皇帝のこの華やかな出だし。美しすぎます。
ホールが明るいままのオケなんて、人生初めて。

ステージも本当に目の前なので、自分も演奏の一部になった感じだし。
日本で行く、「ちょっとお高めで、敷居が高くて、しかも眠くなるコンサート」とはぜんぜん違う!! みんな楽しそうに聞いていたり、気持ちよさそうに寝ていたりw
あっという間の1曲目でした。

そして2曲目は、ショスタコのシンフォニー5番。
ショスタコはつい最近のお方。オイラが生まれる前年に死去しています。
現代曲になるのかしらね? (近代?)

一番有名な第4楽章では、ちびりそうになりました。
大迫力の金管です。
体にずどんずどんと響く金管の音とティンパニー。そして弦楽器によって高められる緊張感。

聴いているうちに、体が勝手に動くんですよねぇ。
オケって素晴らしいなぁ・・・・・
そしてあっという間に2曲終了。
早い。。。。。

アンコールは2曲もしてくれましたよ!
1曲目は、タイスの瞑想。おぉ、ラッキ~☆
2曲目は知らない行進曲だったのですけど、クラリネットの独奏があって、そこで先ほどのタイスの瞑想をアレンジしながら盛り込んでくれたりと、遊び心のあるソロだったんですよね! 客席も、くすくす笑いながら聴いていました。こんな瞬間がたまりません☆

そして2時間半の演奏会も終わってしまいました。
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ウィーンにいる間にもう一度観たい・・・・・・・・・えーん。

夜の楽友協会。
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オケの余韻に浸りながら、夜遅くなってしまったのでタクシーで宿にもどりました。
ニヤニヤがとまらない・・・笑

ここの宿には、音楽の都だからなのか楽器が置いてあって自由に使うことができます。
ギターを弾いている人や・・・
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音楽っていいね。
なんかまだ興奮覚めやらぬって感じで、眠れなさそうです(笑)。

でも明日はザルツブルグに移動なのだー☆


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