以前レーシックの適応検査を受けたことがあったのですが、その際は
近視の度合いがすごくてー
角膜が薄いのでーーーー
無理です~。
という、あっさり診察で終了。
大きな病院だったので、流れ作業のような検査と診察。待合室にいた人の数もすごかった…。
そうなのかー、無理なのかーと思いつつ、その後レーシックのことはすっかり忘れていたのですが・・・。世界一周に出るにあたり、レーシックを受けている人が多いことを発見。
私も、眼鏡が途中で壊れたり盗まれたりしたら、どうしたらいいんだろうって悩んでいたので、ダメ元で別の病院に行ってみたのです。
結論から言うと、
レーシック不適合・・・・
やっぱし・・・・・
でも今回の先生は、ちゃんと細かく説明してくださったので納得。
まず、近視の人の焦点を合わせる方法として、眼鏡、コンタクト、レーシック等色々あり、技術が進歩するに従って、眼球にどんどん近付いていおります。
そしていずれも、眼球の中で合わなくなっている焦点をレンズを使って合わせています。
基本的な概念はレーシックも同じで、角膜をめくり、焦点が合う角度で削って調整しているのだそう (レーザーで)。
そして、近視の度合いが高ければ眼鏡のレンズが厚くなってしまうのと同様、近視の度合いが高ければ削らなければならない角膜の厚さも増すわけです。
ちなみに、日本人の平均的な角膜の厚さは 520μ なのだそう。
私は、460μ・・・・・・。平均よりかなり薄いです。
そして、私の近視の具合からすると、削らなければならない角膜の厚さは 100μ。そして、削った後に残るべき角膜の厚みは 400μ以上が好ましいとされているとのこと。
460μ - 100 μ = 360μ
がぼん・・・
今は少し技術が進歩し、380μくらいにでもできるようになったみたいですが、さすがに 360μはだめなのだとか。この20μの差は大きいのですって。 あまり薄くなりすぎると、数年後に角膜が歪んだりすることもあるらしいです。
ちなみに私の視力は 0.03 くらい。ジオプター (単位: D) という屈折を表す単位で言うと、マイナス 6.5D なので、『強度近視』 に分類されます。マイナス10Dくらいの人でもレーシックを受けることは出来るみたいですが、この度合いが高ければ高いほど、角膜が厚くないとレーシックは受けられません。
逆に言えば、角膜が薄くても近視の度合いが低ければ、レーシックを受けることが出来るってことですね。
アフォみたいだとは思いましたが、一応
「どんなに頑張っても、今後角膜が厚くなることってないんですよね?」
ときいてみたところ、
「皮膚や他の臓器などと同じで、成長期を過ぎてこの年で厚くなったりすることはないですね」
とのお返事・・・・。そうよね・・・。
がっくり肩を落としていると、先生が、
「でもね、人間誰でも1度だけ視力を回復することが出来る時期があるのです」
と言うのです。どう言うことか聞いてみたところ、
ゆくゆくは人間の目は衰えて、白内障などの病が出てくる。
そこでポピュラーになりつつあるのが、水晶体を人口のモノに入れ替えてしまう手術。
それが最近は比較的年齢の低い人 (例えば40代とか50代とか) にも行われてきている。
しかも、白内障じゃない人であっても。
というのも、近視で老眼・・・という人が増えてきていて、遠くのモノを見るのにコンタクトをしていて、近くのモノを見るためにコンタクトの上から老眼鏡をかける人が増えているためで、近いものも遠いものもどっちも見えないなら、いっそのこと、水晶体を人口のモノに変えてせめて、遠くのモノは見えるようにしてしまいましょうという手術がある。
しかも最近は、人口水晶体も遠近両用が出てきているので、今後技術力が上がればもっと良くなるはず。
ということでした。
まぁ、だからどのみち年をとれば、白内障とかになって手術して、裸眼で見ることが出来るようになるからってことのようです (笑)。または、白内障にならずとも老眼になったらそういう選択肢もあるって・・・・
でもって、私が老眼になることには、今より技術が上がっているはずだから期待していてとおっしゃっていました (笑)。
ちなみに目の検査の結果、私の目はいたって健康で、角膜の細胞密度も 2800 という素晴らしい数値なので、安心してコンタクト使ってくださいと太鼓判を押されて帰宅・・・・ (細胞密度が2000以下だと、コンタクトは勧められないらしい)。
うーん、ということでレーシックは当面無理ということが改めて分ったので、もう1つ眼鏡を作ってから旅立とうかなぁと真剣に思い始めています。。。。。。