・・・と、同室の女の子がぶつくさ言っていて、
「だから絶対サンピエトロ大聖堂に行かないといけないの・・・」
と、面倒そうでした(笑)。
というわけで(どういうわけで?)、本日ローマ最終日!
だからヴァチカン満喫DAYなわけですよ、奥さん。
朝7時15分起床。勢いで7時半に宿を飛び出し、8時前には余裕の到着。
人の少ないサンピエトロ広場~
なんど見ても、うっとりします・・・
サンピエトロは、早朝に来るのがおススメだそうですよ。
大聖堂へ入るためのセキュリティチェックも、スイスイ♪
これが休日やもう少し遅い時間になると、広場の反対側まで行列が続きます・・・
そしてまず目指すは、クーポラ!!
大聖堂のてっぺんの、ドーム状になったところに入れるのです!!
入るためには、階段551段を登らねばなりません。
エレベーターを使ったとしても、エレベーターを降りてからまだ320段も登るんです・・・・。
今朝旅に出て75日ぶりに体重を計ったところ、旅に出る直前の「げー、こりゃどうにかしないとヤバイなぁ」的体重から、1.5kg 減っていたのですが、「たった1.5キロかい」 と衝撃を受けていたので、もちろん階段をチョイスしましたよ。5ユーロなり。
しっかし・・・
すごい階段・・・くるくるらせん状に・・・
そしてようやく、ドーム内部に到着~
すごーい、キレイ~!!
サンピエトロ大聖堂の中ですよん。下に落ちないように柵が張り巡らされています。
天井・・・
しかーーーーーし!
ここがゴールではあーりません。
まだ階段が続くのん・・・・
閉所恐怖症でなくても、若干息が詰まりそうなほそーい階段を登り・・・
しまいにゃ、ロープまで垂れている小さな螺旋階段を、溶けてバターになるんじゃないかと思うほどクルクル回って登り・・・
ようやくたどり着いたオイラの目の前に現れた景色が・・・・
これだっ!! 1、2、3・・・
ステキーーーーーーーーーーーーーー・・・・
ベルニーニを感じます・・・。
551段も登ってきてよかったよ・・・。飲まず食わずの朝一散歩にしては、きっついものがありましたが、本当にステキな景色に出会えます。
広場の左隣には、ヴァチカン美術館があります。
なんだかすごい入り組んだ造り・・・・迷いそう・・・
ここから見渡せるローマの景色も壮観です。朝早く来て、涼しいうちに登るのがやっぱりおススメですねぇ。皆さんもぜひヴァチカンにお越しの際は、歩いてクーポラ登りましょう!!
という訳で、帰りは551段を下ります。
下りは軽快に☆ あっという間に地上の世界へ戻りました。
出口を出ると、いきなりサンピエトロ大聖堂のど真ん中にでちゃったのでビックリ。
そして真っ先に見たかったのが、
ピエタ。。。
そう、ミケランジェロの最高傑作。
処刑されたキリストの亡骸をその腕の中に抱くマリアの彫刻です。
普通に入り口から入ってくると、入ってすぐの右手にあることは知っていたのです
なんせクーポラから出てきちゃったので、どこにあるかうろうろ・・・・。
サンピエトロ大聖堂自体のすごさには、とりあえず目もくれず、ピエタを探すオイラ(笑)。
そして発見!!
ピエタが見えた瞬間に・・・
鼻の奥がツン・・・って
近づいて見たら、
涙が出てしまいました。
ピエタの前で涙を流す変な東洋人・・・・
ガラスの向こうに静かにたたずむピエタ像。
ミケランジェロはピエタをテーマとした彫刻を4つ手がけているそうですが、唯一完成したのが、ここサンピエトロにあるピエタなのだそうです。
泣けます。皆さんもヴァチカンへ起こしの際は、ピエタの前で涙してください。
しばしピエタの前でぼーーーっとした後、サンピエトロ大聖堂というすごい建築物の中にいるんだということを思い出し(ヲイ)、内部を見てまわりましたですよ。
聖ペテロが埋葬されているという祭壇。
クーポラの真下に位置し、ベルニーニ作の大きなブロンズの天蓋がついています。この天蓋、パンテオンの屋根のブロンズを剥がして作ったのだそうです。
サンピエトロ大聖堂は、どこを写しても絵になるところ。
もう途中から写真を撮るのをやめて、その雰囲気に酔いしれてしまいました・・・・。
サンピエトロ大聖堂は、もともと4世紀に作られたものですが、現在の聖堂は2代目のもののようです。ルネッサンス期、バロック期を経て1626年に完成。
その建築費用を、免罪符をばら撒いて賄っていたわけですよ、奥さん。
そりゃルターも怒りますよ。もぅ宗教改革ですよ。
プロテスタントになっちゃいますよ。
そんな一大紛争を巻き起こしつつも、完成したサンピエトロ大聖堂。
ミケランジェロ、ベルニーニ、ラファエロなど早々たるメンバーがその設計・建築に携わっています。すごい歴史の一部に今立っているんだぁ・・・と、改めて実感。
地下には教皇たちのお墓もあります。
というわけで、サンピエトロ大聖堂も満喫ですよ☆
ちなみに、ヴァチカンにはヴァチカンの郵便局がございます。
イタリアよりも早く確実に届くと定評のあるヴァチカンの郵便。
ローマっ子も、わざわざヴァチカンで投函するとか・・・・
・・・・頑張れ、イタリア・・・・・
ってな分けで、9時半に宿へ戻りギリギリ朝食を食べました。
だってさー、宿代に含まれてるんだよ、朝食。
食べないともったいないじゃん(笑)。
そして午後から、ヴァチカン美術館を堪能してきますよ☆
美術館はランチのあとくらいが、一番すいていて入場しやすいんですって!
楽しみだー。