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蘆花恒春園にもあった明治の歴史

サンディエゴからこんにちわ。19日からサンディエゴ本社に出張でして、すっかりブログ更新が滞っておりました。ようやく本日帰国!ひゃっほい!

そして少しさかのぼった日記ですが、出張前に蘆花恒春園へふらっとお散歩に行ってまいりました。蘆花恒春園は、京王線の芦花公園駅(または八幡山)からテクテク行けるところにあり、実は世界一周の前に私が住んでいたところなのです。

※世界一周中に、同じ芦花公園のマンションに住んでいる方(私は引き払ってたけど)と出会って、「なんて世界は狭いんだ!」と叫んだ事件がありました(笑)。その時の日記はこちら☆

ってことで、話はもどって蘆花恒春園。

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近所に住んでた頃は、ちょいちょいお散歩に来たりしてたんですよ。ベンチで本読んだり。なんか懐かしい~。

そして昔来ていたときは、これっぽっちも興味がわかず、スルーしていたこちらの建物。
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そう、ここは公園の名前にもなっている 「徳冨 蘆花(とくとみ ろか)」の住んでいた家なのです。彼は熊本出身で、のちに熊本バンドの1人になります。そしてできたばかりの同志社大学へ。そこで、新島襄やその妻八重に出会うのです。

そう、八重の桜。

おほほほほ。

八重の桜を見ていて蘆花が出てきたときは、「あんたかーーー!」と思いました(笑)。あんなに近所に住んでたのに、いっぺんもお家見に行かんかった。。。。

ってことで、今回来てみたのです(笑)。

蘆花は小説家 ("不如帰"がベストセラー) で、ジャーナリストの兄のもとで執筆活動をしていたのですが、兄と思想の違いにより仲たがいに。残念・・・・ってことで、今の蘆花恒春園がある地に引っ越してきたのでした。

お家の中も隅々まで見学できるようになっておりましたよ。写真は禁止だったのでありませんでしたが、それはそれは素敵な広いお家でした。

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敷地もね、結構広かったです。

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中には、蘆花が実際に使っていた調度品等がきれいに残されていました。お風呂は、体育座りしてもきっつきつそうな五右衛門風呂。現代の日本人よりもきっと当時は体は小さかったと推測しますが、それでもちっちぇぇ。

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蘆花は、トルストイとも交流があったようで、トルストイからの手紙や写真なんかも展示されていました。奥様と世界一周のような旅もしていたようです。凄いよね!

そして園内にはなんと・・・
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そう、負債が眠っていらっしゃるのです。

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合掌。

来るのが遅くなりました(笑)。

蘆花恒春園、ほんとおすすめですよ。今は草木が枯れてしまっているのでさびしい感じもしますが、春や夏はそれはそれはきれい。蘆花の家も、かなり見ごたえがあります。明治の時代背景も見えるし、楽しかったです☆

 


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